ズバリ結論から言うと、
何もしないで寝るだけです!
こんな事を書くと、
「毎晩何時間も寝てるのに、腰痛は全然なおらない。」、
「朝起きた時の方がもっと痛い。」
と怒られるかもしれませんが、
ここで説明するのは、夜寝るのとはチョット違います。
・・・・・
慢性の腰痛や肩こりに長年悩まされてる人は、たくさんいると思います。
ストレッチやエクササイズや色んな治療を試しても、
中々根本的な改善につながらない事が多いですよね。
実は,
私も10代の頃脊髄分離症でずいぶん腰痛に悩まされました。
接骨院や鍼灸などに毎週通っていたのですが、
全然良くなりませんでした。
ただ、
その頃よく自然にやってた事があります、、、
それは、
床に仰向けに寝て、膝を立てて寝転ぶ事です。
実はこれ、
アレクサンダー・テクニークで言う
セミスパイン・ライダウンとほとんど同じだったんです。
(上の写真です。)
腰痛を経験した人なら解ると思いますが、
腰が痛い時って、自然にこの状態をとっている事って多くありませんか?
それは腰痛の原因を考えれば簡単に説明出来ます。
・・・・・
慢性的腰痛の原因の多くは、
体の使い方や姿勢が悪い為に、
腰の湾曲が強調されるからです。
腰の湾曲がきついと、腰の辺りの筋肉が過度に緊張し、
慢性の筋肉痛になったり、
ひどくなると腰の骨が椎間板を圧迫してヘルニアを起こしたりします。
・・・・・・
じゃあここで試してみて下さい。
まず、床に足を伸ばして仰向けに寝転んで下さい。
どうですか?
腰の下に少しスペースがあると思います。
お尻は床にべったり付いているのに、
腰のあたりが床より少し浮き上がっているはずです。
ご存知の様に、
人間の背骨は首と腰に少し湾曲があるので、
腰が浮き上がるのは当たり前です。
言い換えれば、
寝ている状態でこの隙間が大きければ大きいほど、
立った状態で腰のそりがきつくなっているはずです。
それでは、今度は、
両膝を曲げて天井の方に向けて立てて下さい。
多分、腰のあたりが床の方に少し近づいたと思います。
(ペッタリ付く人もいれば、つかない人もいます。)
なぜかと言うと、
膝を曲げる事で、骨盤の下の方(尾てい骨のある方)が
天井の方に少し引っ張られて動くので
腰の湾曲が減るからです。
この状態だと、
普段過度に緊張していた腰の辺りの筋肉を
リッラクスしやすくなります。
また、
もし背骨がねじれていれば、
骨盤や肩の辺りが固定され、
背骨のねじれを正常な状態に
少しずつ戻して行く事が出来ます。
では、今度は首の湾曲を見てみましょう。
首の湾曲がきつい人ほど天井をまっすぐ見上げるより、
少しあごが上がって斜め上に顔が向くと思います。
アレクサンダー・テクニークのライダウンでは、
本を数冊頭の下に置いて寝ます。
こうする事で、
首の湾曲を軽減できます。
夜寝る時に枕を使うのと同じ事ですね。
でも、
この時に注意するのが、
本が首にあたらない様にする事です。
なぜかと言うと、
リラックスする事で首の湾曲が少しずつ伸びるので、
本が首にあたっていると、
首の湾曲が伸びる時に邪魔になるからです。
本の高さは、
首の湾曲の度合いによって人それぞれ違います。
レッスンでは、
これをアレクサンダー・テクニークの先生が調節できるのですが、
自宅でされる場合は、
顔が水平になる位の高さを目安にやってみて下さい。
(誰か他の人に見てもらって下さい。まあ、自分ではちょっと難しいですよね。)
そして、
10分から15分間
何もせずに寝転ぶだけです!
ここで大事なのが、
本当に何もしない事です。
すっごく重要なポイントですよ。
変にリラックスしようと頑張ると、
知らず知らず力が入ってしまいます。
だから、好きな音楽を聞いたり、
他の事を考えていて下さい。
本当は意識を体に持っていくのですが、
初めのうちは
何もしない事を身につけるので、
適当に寝てるだけでいいです。
頑張ったら逆効果ですよ!
無理に腰を床につけようとすると、
どこかに無駄な力が入ります。
ただ単に寝転ぶだけ,
それが一番効きます!
何もしないって事は、
今まで無意識のうちに固めていた筋肉を、
意識的にやめるわけですね。
そうすると、
体の重みで勝手に湾曲が少しずつ伸びていきます。
自然の邪魔をしないで委ねれば、
体は自然な状態に戻っていきます。
それが、元々あるべき状態なんですから
当然です。
ちょっと例えが変ですが、
乾燥わかめを水につけて戻す様な感じですね。
(わかめになったつもりで寝てみて下さい。)
これを朝晩2回
毎日してみて下さい。
そうすると、腰痛肩こりの予防改善になりますし、
心もリッラクス出来るはずです。
(アレクサンダーは、心と体を一緒にケアーします。)
このライダウンは、
アレクサンダー・テクニークの極意である、
Non doing(何もしない事)
のトレーニングでもあるんです。
どうです、
ただ寝てるだけで、腰痛が楽になるなら
試してみる価値ありそうでしょ。
注意:
肩こり腰痛がかなりひどい人は、
これだけではすぐに効果がでない事もあります。
それは、
立ち上がった時にまたいつものくせに戻ってしまいやすいからです。
これはやはり
アレクサンダー・テクニークの個人レッスンを受けて
先生と少しずつ改善する必要があります。
また、
たまに仰向けに寝る事も出来ない位痛い人がいます。
その場合は、何か他の治療を受けられる事をお勧めします。
まず、痛い箇所の炎症を和らげてからでないと、
出来ないかもしれません。
ねじれや腰痛がひどい人で、
この状態を始めたとき逆に痛くなる時もまれにあります。
長期的には問題ないのですが、
湾曲が急に伸びてしまい痛みが出る場合があります。
そうゆう場合は、
時間を短くするか、または初めは足を伸ばしたままの状態で行って、
少しずつ足をまげてする時間を延ばしていきます。
もしライダウンをしていて、
痛みが出た場合は、
すぐにやめて下さい。
リラックスしようと思いすぎて、
知らないうちに筋肉を固めてる可能性があります。
このライダウンは、あくまでも自分で出来るケアなので、
治療にとって代わる物ではありません。
医師の診断及び治療が必要な方は、
必ずお医者さんにみてもらって下さい。
何もしないで寝るだけです!
こんな事を書くと、
「毎晩何時間も寝てるのに、腰痛は全然なおらない。」、
「朝起きた時の方がもっと痛い。」
と怒られるかもしれませんが、
ここで説明するのは、夜寝るのとはチョット違います。
・・・・・
慢性の腰痛や肩こりに長年悩まされてる人は、たくさんいると思います。
ストレッチやエクササイズや色んな治療を試しても、
中々根本的な改善につながらない事が多いですよね。
実は,
私も10代の頃脊髄分離症でずいぶん腰痛に悩まされました。
接骨院や鍼灸などに毎週通っていたのですが、
全然良くなりませんでした。
ただ、
その頃よく自然にやってた事があります、、、
それは、
床に仰向けに寝て、膝を立てて寝転ぶ事です。
実はこれ、
アレクサンダー・テクニークで言う
セミスパイン・ライダウンとほとんど同じだったんです。
(上の写真です。)
腰痛を経験した人なら解ると思いますが、
腰が痛い時って、自然にこの状態をとっている事って多くありませんか?
それは腰痛の原因を考えれば簡単に説明出来ます。
・・・・・
慢性的腰痛の原因の多くは、
体の使い方や姿勢が悪い為に、
腰の湾曲が強調されるからです。
腰の湾曲がきついと、腰の辺りの筋肉が過度に緊張し、
慢性の筋肉痛になったり、
ひどくなると腰の骨が椎間板を圧迫してヘルニアを起こしたりします。
・・・・・・
じゃあここで試してみて下さい。
まず、床に足を伸ばして仰向けに寝転んで下さい。
どうですか?
腰の下に少しスペースがあると思います。
お尻は床にべったり付いているのに、
腰のあたりが床より少し浮き上がっているはずです。
ご存知の様に、
人間の背骨は首と腰に少し湾曲があるので、
腰が浮き上がるのは当たり前です。
言い換えれば、
寝ている状態でこの隙間が大きければ大きいほど、
立った状態で腰のそりがきつくなっているはずです。
それでは、今度は、
両膝を曲げて天井の方に向けて立てて下さい。
多分、腰のあたりが床の方に少し近づいたと思います。
(ペッタリ付く人もいれば、つかない人もいます。)
なぜかと言うと、
膝を曲げる事で、骨盤の下の方(尾てい骨のある方)が
天井の方に少し引っ張られて動くので
腰の湾曲が減るからです。
この状態だと、
普段過度に緊張していた腰の辺りの筋肉を
リッラクスしやすくなります。
また、
もし背骨がねじれていれば、
骨盤や肩の辺りが固定され、
背骨のねじれを正常な状態に
少しずつ戻して行く事が出来ます。
では、今度は首の湾曲を見てみましょう。
首の湾曲がきつい人ほど天井をまっすぐ見上げるより、
少しあごが上がって斜め上に顔が向くと思います。
アレクサンダー・テクニークのライダウンでは、
本を数冊頭の下に置いて寝ます。
こうする事で、
首の湾曲を軽減できます。
夜寝る時に枕を使うのと同じ事ですね。
でも、
この時に注意するのが、
本が首にあたらない様にする事です。
なぜかと言うと、
リラックスする事で首の湾曲が少しずつ伸びるので、
本が首にあたっていると、
首の湾曲が伸びる時に邪魔になるからです。
本の高さは、
首の湾曲の度合いによって人それぞれ違います。
レッスンでは、
これをアレクサンダー・テクニークの先生が調節できるのですが、
自宅でされる場合は、
顔が水平になる位の高さを目安にやってみて下さい。
(誰か他の人に見てもらって下さい。まあ、自分ではちょっと難しいですよね。)
そして、
10分から15分間
何もせずに寝転ぶだけです!
ここで大事なのが、
本当に何もしない事です。
すっごく重要なポイントですよ。
変にリラックスしようと頑張ると、
知らず知らず力が入ってしまいます。
だから、好きな音楽を聞いたり、
他の事を考えていて下さい。
本当は意識を体に持っていくのですが、
初めのうちは
何もしない事を身につけるので、
適当に寝てるだけでいいです。
頑張ったら逆効果ですよ!
無理に腰を床につけようとすると、
どこかに無駄な力が入ります。
ただ単に寝転ぶだけ,
それが一番効きます!
何もしないって事は、
今まで無意識のうちに固めていた筋肉を、
意識的にやめるわけですね。
そうすると、
体の重みで勝手に湾曲が少しずつ伸びていきます。
自然の邪魔をしないで委ねれば、
体は自然な状態に戻っていきます。
それが、元々あるべき状態なんですから
当然です。
ちょっと例えが変ですが、
乾燥わかめを水につけて戻す様な感じですね。
(わかめになったつもりで寝てみて下さい。)
これを朝晩2回
毎日してみて下さい。
そうすると、腰痛肩こりの予防改善になりますし、
心もリッラクス出来るはずです。
(アレクサンダーは、心と体を一緒にケアーします。)
このライダウンは、
アレクサンダー・テクニークの極意である、
Non doing(何もしない事)
のトレーニングでもあるんです。
どうです、
ただ寝てるだけで、腰痛が楽になるなら
試してみる価値ありそうでしょ。
注意:
肩こり腰痛がかなりひどい人は、
これだけではすぐに効果がでない事もあります。
それは、
立ち上がった時にまたいつものくせに戻ってしまいやすいからです。
これはやはり
アレクサンダー・テクニークの個人レッスンを受けて
先生と少しずつ改善する必要があります。
また、
たまに仰向けに寝る事も出来ない位痛い人がいます。
その場合は、何か他の治療を受けられる事をお勧めします。
まず、痛い箇所の炎症を和らげてからでないと、
出来ないかもしれません。
ねじれや腰痛がひどい人で、
この状態を始めたとき逆に痛くなる時もまれにあります。
長期的には問題ないのですが、
湾曲が急に伸びてしまい痛みが出る場合があります。
そうゆう場合は、
時間を短くするか、または初めは足を伸ばしたままの状態で行って、
少しずつ足をまげてする時間を延ばしていきます。
もしライダウンをしていて、
痛みが出た場合は、
すぐにやめて下さい。
リラックスしようと思いすぎて、
知らないうちに筋肉を固めてる可能性があります。
このライダウンは、あくまでも自分で出来るケアなので、
治療にとって代わる物ではありません。
医師の診断及び治療が必要な方は、
必ずお医者さんにみてもらって下さい。